ベランダベース施工資料

DR-0257:アスノン(8mm以上)

仕様の形状・寸法等

形状 FRP 防水材葺き形状
支持材の間隔 500mm以下
支持材の傾斜角度 0°以上 30°以下

主要構成材料

支持部材 1)一般製材(JAS)/大きさ:幅36mm以上×高さ30mm以上
2)一般構造用軽量形鋼/大きさ:幅50mm×高さ100mm以上鋼材厚さ2.3mm以上(JIS G 3350)
野地板 合板/普通合板(JAS)又は構造用合板(JAS):厚さ12mm以上
留付/くぎ:直径2.1mm以上、長さ30mm以上(JIS A 5508)
ねじ:タッピングねじ(JIS B 1122、JIS B 1125):直径3.5mm以上、長さ32mm以上
補強板スラグせっこう板 アスノン厚さ8mm以上(不燃番号NM-8314)
留付/くぎ:直径2.1mm以上、長さ30mm以上(JIS A 5508)
ねじ:タッピングねじ(JIS B 1122、JIS B 1125):直径3.5mm以上、長さ32mm以上
目的テープ 未加硫ブチルゴム系テープ[厚さ0.8(±0.08)mm、幅50(±5)mm、質量0.9(±0.09)kg/㎡]
プライマー ウレタン系樹脂:固形量0.1(±0.01)kg/㎡以下 FRP防水材:
厚さ2.4(-0.24)~5.4(+0.54)mm
質量3.2(-0.32)~6.0(+0.6)kg/㎡
下塗 ポリエステル系樹脂 厚さ0.4(±0.04)mm 固形量:0.45(±0.04)kg/㎡
(イソ系ポリエステル樹脂60%、スチレン39%、添加剤1%〈ベントナイト系揺変剤等〉)
防水層1 ガラス繊維マット(質量0.38kg/㎡) ポリエステル系樹脂:固形量0.7~1.85kg/㎡
(イソ系ポリエステル樹脂60%、スチレン39%、添加剤1%〈ベントナイト系揺変剤等〉)
防水層は厚さ
1.3(-0.13)~3.5(+0.35)mm
固形量
1.8(-0.18)~4.6(+0.46)kg/㎡
の範囲
防水層2 ガラス繊維マット(質量0.38kg/㎡) ポリエステル系樹脂:固形量0.7~1.85kg/㎡
(イソ系ポリエステル樹脂60%、スチレン39%、添加剤1%〈ベントナイト系揺変剤等〉)
中塗 ポリエステル系樹脂 厚さ0.4(±0.04)mm 固形量:0.45(±0.04)kg/㎡
(イソ系ポリエステル樹脂58%、スチレン38%、着色顔料3%、添加剤1%〈ベントナイト系揺変剤等)
上塗 ポリエステル系樹脂 厚さ0.3(±0.03)mm~1.1(+0.11)mm
固形量:0.35(-0.04)~0.44(+0.04)kg/㎡ 塗料:0.35kg/㎡
(イソ系ポリエステル樹脂59%、スチレン25%、着色顔料12%、添加剤4%〈ベントナイト系揺変剤等)
無機質系防滑骨材:0.09kg/㎡以下、又はなし

施工図

下地組み

  • 支持部材(幅36mm×高さ30mm断面以上の一般製材[JAS])を使用し、500mm以内の間隔で不陸の無いように組み立ててください。
  • 厚さ12mm以上の野地板(普通合金[JAS]・構造用合板[JAS])に、釘(φ2.1mm以上×?30mm以上 JIS A 5508)、
    またはタッピングねじ(φ3.5mm以上×?32mm以上 JIS B 1122・JIS B 1125)を使用し、303mm以内の間隔で留付けてください。
  • 厚さ8mm以上の補強材(アスノン[スラグせっこう板])に、釘(φ2.1mm以上×?30mm以上 JIS A 5508)、
    またはタッピングねじ(φ3.5mm以上×?32mm以上 JIS B 1122・JIS B 1125)を使用し、303mm以内の間隔で留付けてください。

FRP防水施工

施工手順

1.補強材(アスノン)の確認をする

  • 表面に異物・段差・たわみが無い事を確認してください。
  • 異物・凸凹・段差・たわみがある場合は必ず補修してから施工を行ってください。

2.補強材(アスノン)の目地処理をする

  • 目地テープ[未加硫ブチルゴム系テープ厚さ0.8(±0.08)mm、幅50(±5)mm、質量0.9(±0.09)kg/㎡]を目地部分に張り付けてください。

3.プライマーを塗布する

  • ウレタン系プライマー[固形量0.1(±0.01)kg/㎡以下]を塗りムラが無いよう均一に塗布してください。

4.ポリエステル系樹脂で下塗する

  • 厚さ0.4(±0.04)mm[固形量:0.45(±0.04)kg/㎡]で塗りムラが無いように均一に塗布してください。

5.防水層1の貼付け処理をする

  • ポリエステル系樹脂を固形量0.7~1.85kgで塗布し、直後にガラス繊維マット質量0.38kg/㎡を張り付け、さらにポリエステル樹脂を固形量0.7~1.85kgで塗布してください
  • ガラス繊維マットの目地部は100m以上重ねてください。

6.防水層1の脱泡処理をする

  • 脱泡ローラーで層内に泡が残らないように脱泡してください。

7.防水層2の貼付け処理をする

  • 防水層1の溶剤が乾燥してから再度、ポリエステル系樹脂を固形量0.7~1.85kgで塗布し、直後にガラス繊維マット質量0.38kg/㎡を張り付け、さらにポリエステル系樹脂を固形量0.7~1.85kgで塗布してください。
  • ガラス繊維マットの目地部は100mm以上重ねてください。

8.防水層2の脱泡処理をする

  • 脱泡ローラーで層内に泡が残らないように脱泡してください。

9.ポリエステル系樹脂で中塗する

  • 厚さ0.4(±0.04)mm[固形量:0.45(±0.04)kg/㎡]で塗りムラが無いよう均一塗布してください。

10.ポリエステル系樹脂塗料で上塗する

  • 厚さ0.3(±0.03)mm~1.1(±0.11)mm[固形量:0.35(-0.04)~0.44(+0.04)kg/㎡]でムラの無いように塗布してください。
  • 無機質系防滑骨材:0.09kg/㎡以下、塗料:0.35kg/㎡以下で塗布してください。

ベランダベース工程図(※施工手順参照)

■補強材確認(施工手順1.)

■目地処理(施工手順2.)

■塗布、脱泡処理(施工手順3.4.5.6.7.8.9.10)

■防水層貼付け処理(施工手順5.7.)

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