エクセルアール施工資料
施工前の確認事項
- ●円柱には使用できません。
- ●常時水のかかる部位、あるいは高温にさらされる部位等、特殊な環境下での使用はできません。
- ●長手方向(6尺方向)を曲面に合わせて施工して下さい。短手方向(3尺方向)は曲げ施工しないで下さい。
- ●規定の最小曲率半径以下の部分への施工はしないで下さい。
- ●板曲げの際、ボードに急激な圧力をかけると板端部などの破損の原因になりますので注意して下さい。
- ●エクセルアールは、内装及び直接雨掛かりの無い軒天に使用できます。 但し、外壁には使用できません。
下地組み
- 下地の間隔はR(曲率半径)の大きさに合わせて組んで下さい。
- 取付下地は規定の間隔で平滑に組み立て、板端部ジョイント部分の下地間隔は50㎜以下として下さい。
板厚 | 工法 | 曲率半径(mm) | 下地間隔(mm) | 留付け間隔(mm) |
---|---|---|---|---|
6mm | 乾式工法 | 1,400以上 | 250以下 | 100~250 |
湿式工法 | 350~1,400 | 100以下 | 50~100 |
切断
- 切断は下地寸法に合わせてスレート鋸、又はカッターでの筋切りとし、筋切りの際にできたバリはヤスリ又はカンナで平滑に仕上げて下さい。Rが小さい場合には、幅方向(3尺)を 1/2~1/3 に切断して施工して下さい。
張り付け (乾式工法)
- 曲率半径1,400㎜以上の曲面に施工して下さい。
- ボードの長手6尺方向(裏面矢印)を留付ける下地と直交させて留付けて下さい。その際、下地とボードに隙間がある状態で留付けるとボードを破損するおそれがあります。下地に沿わせ密着させながら端から順に留付けて下さい。
- 必要に応じてボードの曲面のくせをつけてから施工して下さい。
張り付け (湿式工法)
- 曲率半径350㎜以上(1,400㎜以下)の曲面に施工して下さい。
- ボードを水平に置き表裏に均一にたっぷり と散水して充分に吸水(10分~15分程度)させてから留付けて下さい。
- Rが小さな場合には、曲面と同程度の型で板を曲付けして下さい。
留付け
- ボードの長手6尺方向(裏面矢印)を留付ける下地と直交させて留付て下さい。その際、下地とボードに隙間がある状態で留付けるとボードを破損するおそれがあります。下地に沿わせ密着させながら端から順に留付けて下さい。
- 留付け材はステンレス釘(スクリュー1.9Φ×32㎜以上)
またはフレキビス(3.5×25㎜以上)を使用して下さい。 - 釘・ビスの留付けは規定の間隔で留付けて下さい。
ボード端部への留付けは、端部から20㎜以上内側に留付けて下さい。 - 曲げ始め板端部はサン木等で押さえて曲げた後留付けて下さい。
仕上げ
- ボードを留付けた後、周辺にでた毛羽立ちやバリを取り除き、留付け材周辺や 板のジョイント部分にパテ処理を行い平滑に仕上げて下さい。
- 塗装仕上げ、クロス貼り仕上げ、いずれも通常のボードと同様に仕上げて下さい。
- 湿式工法の場合、エクセルアール施工後に水分を十分に乾燥させて(2日~3日)から仕上げを行って下さい。
注意事項
保管は、雨水や直射日光を避けて屋内に水平に置いて下さい。
積み降ろしの際には角欠けや割れなどの損傷がないようにして下さい。
積み重ねの高さは1m以下とし、下敷板やパレット積として下さい。
引きずったり、表面を擦るとキズの原因になるので注意して取り扱いして下さい。